輸入菓子として親しまれるクッキー、ビスケット、チョコレート

輸入菓子として親しまれるクッキー、ビスケット、チョコレート

コンビニを筆頭に、スーパーマーケットやデパートなどの陳列棚には、所狭しとお菓子が並べられています。私たち日本人は、そんな世界に慣れ親しんでいます。
 
日本が誇る「おせんべい」、「チョコレート」の多くを日本のメーカーが作っています。その他、「ポテトチップス」に代表されるスナック菓子やクッキーなども、日本製品が多いようです。しかし、日本のメーカーが作っているとはいえ、これらのお菓子はほとんどが海外発祥。日本に輸入されたり、海外メーカーの製品をライセンス生産したりしている内に日本に定着していったのです。
 

輸入菓子としてのクッキー

日本人の生活に完全に浸透しているクッキー。実は日本には、クッキーと同様のものが縄文時代に存在していたそうです。当時の人たちは木の実を粉末にして、それを固めて焼いていたようですが、その後、日本の生活に定着することはなかったようです。
 
クッキーという言葉は主にアメリカで使われます。アメリカはヨーロッパからの移民が多い国です。クッキーは、その民族的多様性が反映されたお菓子。ヨーロッパのさまざまな地域の食文化が、時を経て融合した結果生まれたものがクッキーです。
 

クッキーのルーツ

ヨーロッパから北米大陸へと渡った人々の間で親しまれてきたクッキー。その源流はヨーロッパにあるのかと思いきや、実は西アジアで生まれたと考えられています。クッキーの先祖は、現在のイランのあたりで生まれました。このあたりでは、7世紀ごろから砂糖が使われるようになりましたが、それと時を同じくするように誕生したのがクッキーの先祖。その後、大陸を往来する人々が増え、ヨーロッパに伝わったと考えられています。
 
ただ、現在のクッキーのようにバターが使われ出すのは、それから約1000年後のことになります。ヨーロッパに浸透していったクッキーは、17世紀ごろからアメリカへと渡ります。主に北米東部に入植したイングランド、ドイツなどの人々がクッキーを持ち込み、彼らの生活の中でクッキーというお菓子は成熟していきました。元々、イングランドには「主婦ならばお菓子を焼けることはあたりまえ」という考え方があり、彼らがアメリカに渡ってからも、その文化は受け継がれていったのです。
 
ちなみにヨーロッパの文化に浸透していったクッキーは、イギリスでは「ビスケット」と呼ばれます。そしてややこしいのですが、チョコチップクッキーのことを「クッキー」と呼ぶことがあるそうです。

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