輸入菓子として親しまれるクッキー、ビスケット、チョコレート

輸入菓子について

2018年10月09日 18時56分

輸入菓子としてのビスケット

ビスケットとクッキー。既に触れた通り、イギリスではクッキーもビスケットも「ビスケット」であり、アメリカではクッキーもビスケットも「クッキー」です。微妙な違いはあるようですが、日本のような定義はありません。
 
ビスケットの語源はフランス語で「二度焼き」を意味します。生地を何度も焼くことで保存力を高める。これが元々のビスケットだったと考えられます。フランスではビスケットのことを「ビスキュイ」と呼びますが、このビスキュイの仲間として日本にもよく知られているのが「サブレ」です。鎌倉や東京などで「ご当地土産」として長年定着しているサブレは17世紀、フランスの宮中で絶賛されたことから世の中に広まりました。
 
サブレは、サブレという街に住んでいたマドレーヌ伯爵夫人のレシピ。サブレの街では、現在もサブレが作られています。「ラ・サブレジエンヌ」は、サブレが生まれた街で作られ、日本に運ばれる輸入菓子。伯爵夫人のレシピを基本に、自然素材と伝統的な製法にこだわって作られている「真のサブレ」が「ラ・サブレジエンヌ」です。
 
日本にビスケットが輸入されたのは、古くは安土桃山時代のこと。当時、海外との貿易港だった長崎県の平戸に「ビスカウト」と呼ばれるお菓子が伝わったそうです。しかし、日本にビスケットが定着するまでには長い時間がかかります。前述したように、日本にはクッキーを規定する定義がありますが、もちろんビスケットにも定義があります。
 
小麦粉や食塩、糖類を原料に、乳製品などを混合、整形してオーブンで焼き上げる
 
日本でのビスケットの定義は、このようになっています。
 
日本では子供向けのお菓子というイメージが強いビスケット。動物の形をした製品や、アルファベットの形をした製品が現在も販売されています。元々は「保存食」として誕生したビスケットですが、クッキー同様に、日本のお菓子文化に定着していることは間違いありません。
 

輸入菓子としてのチョコレート

カカオの苦みとバターや砂糖の甘さが魅力のチョコレート。そのチョコレート、元々は「飲み物」だったことをごぞんじでしょうか?現在、店頭に並んでいるチョコレート。バータイプや一粒タイプなど形もさまざまですが、これら固形チョコは19世紀に入ってから、技術革新により生まれたものです。「Nestle」「Cadbury」という、現在もチョコレートを製造している巨大企業のルーツは、すべてこの時代にあります。
 
カカオの実から作られるチョコレートの歴史は古く、紀元前2000年頃には中南米で飲まれていたようです。粉末状にしたカカオを、唐辛子やバニラと一緒に溶かした液体が、この時代の「チョコレート」。その後、かのコロンブスが中米に到達したことをきっかけに、スペインに「チョコレート」が持ち込まれます。
 
やがてヨーロッパに広まったチョコレートは、唐辛子の代わりにミルクや砂糖を入れて飲まれるようになりました。その後、19世紀の技術革新へと繋がり、チョコレートは現在の形になったのです。
 
日本では国産、そして輸入菓子として、多くのチョコレートが販売されています。日本は、アメリカ大陸やヨーロッパの国を除けば、もっとも多くのチョコレートを生産しています(世界で第7位)。しかし消費量は意外に少なく、ひとりあたりの年間消費量はベスト10圏外となっています。
 

日本の食文化に溶け込んだ輸入菓子

「クッキー」「ビスケット」「サブレ」「チョコレート」。これらのお菓子は海外発の輸入菓子ですが、既に日本の食文化・お菓子文化の中に溶け込んでします。最近は、デパートに行かなくても、高級な海外の詰め合わせ菓子が通販でかんたんに手に入れられるようになりました。輸入菓子は、ギフトやお取り寄せアイテムとして、これからも日本で大きな役割を果たしてくれることでしょう。

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